やぁ、電撃パンクゾンビーズ 呉屋だよ。
M−1観た?
自分はさっき観た。
そう。リアルタイムで観れなくて。
後で観ようと録画してた。
録画で後で見るけど「誰が王者だ!?」っていう
ドキドキ感と観たくて。
でも
M−1王者なんか秒でネットニュースになるじゃんね。
スマホも極力開かないようにしてて。
グーグルなんてもってのほか。
あいつすぐユーザーに合わせた情報出しやがるでしょ。
M−1前とか、めっちゃ決勝進出者のインタビュー記事
勧めくさってたもんね
ああ、好きさ。大好きさ。
リアルタイムで観たかったさ。
観ようと思ってたさ。
子供の寝かしつけ時間の午後8時を回っても
この日だけは勘弁してもらってテレビつけようと思ってたさ。
でもさ。
車の後ろを完全なる不注意で車止めにぶつけた夜にさ。
車の後ろをベッコリさせちゃった夜にさ。
そんなことをしてごらん?
どうなる?
車へこましたくせに
子どもたちの寝かしつけも放棄。
そう。
嫁様がめちゃくちゃ不機嫌になる。
不機嫌極まれる。
避けたい。
それは避けたい。
こうやって僕と現代の情報大洪水時代との
長い戦いの1日が始まったさ。
ルールは一つ。
シンプルだ。
「情報を防ぎ切って録画したM−1を観ることができるのか」だ。
それがたった一つのルール。
この戦いのシンプルなルール。
シンプル。
シンプルだけど
イージーじゃない。
単純と簡単は違う。
舐めてかかると瞬殺だ。
そんなルール。
そんなルールの長い戦いの火蓋は切って落とされた。
落とされた途端
スマホの画面に映る通知。
見えるかな?
見えづらいか。
真ん中くらい。
安達先輩から着信入ってんのよ。
メッセンジャーで。
日曜日夜の8時27分に。
M−1じゃん。
絶対M−1じゃん。
絶の対に
Mの1じゃん。
先輩漫才超好きじゃん。
毎年M−1観てるじゃん。
ツイッターの名前に「漫才好き」って書いてあるじゃん。
好きすぎて一回出てるじゃん。
そんな好きな人からのM−1中の電話。
絶対にM−1じゃん。
いきなりの猛攻じゃん、情報大洪水時代。
押し寄せてくるじゃん。
いきなり必殺技じゃないか。
いきなり邪王炎殺黒龍波じゃん。
手加減を知れ、超情報化社会め。
超かけ直したい。
超かけ直したいけど
かけ直したら負ける。
この戦いに負ける。
だって先輩
「もしもし」って言わなさそうだから。
王者の名前の雄叫びで始まりそうだから。
もしくは敗者復活コンビの名前とか。
高得点者の名前とか。
撮ってある。撮ってあるんだ。
観たことないまんまなんだ。
そしてそのまんま
一切の情報入れてないまんま観たいんだ。
かけ直したら
なんらかのM−1情報をブチこまれる。
否応無くブチこまれる。
絶対。
絶対にだ。
だから取らないし
かけ直さないよ。
ごめんよ。
そしてなんとか職場でも
M−1の翌日なのに「M−1の話題NG」という
YSP(ヤッケーシージャパワ−)のパワハラな力技キメて
なんとか情報守りきった。
そしてさっき観終わった。
勝った。
戦いに勝ったよ。
おめでとうミルクボーイ!!!
最高得点すごい!!!!!
おもしろかった!!!!!!!
ナイツ塙がM−1について書いた本。面白いよ。
ロックンロールが鳴ってるよ。
爆音で鳴ってる。
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LINE@も始めたよ。
無料だよ。
ほぼ何も届かないけど、メッセージくれれば返信くらいは出来るよ。たぶん。たぶんね。
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