「先生のいうことを聞きなさい」って
何度言われたことでしょう。
今ならわかります。
進路の方向性を決める時には
先生のいうことを聞かなくてもいいです。
先生のいうことを聞いたほうがいい人は
「先生みたいなことをやりたい人」でいいです。
ブルーハーツの「ロクデナシ」とか
松本大洋原作の邦画「青い春」とか
フラワーカンパニーズの「深夜高速」とか
心に衝撃を受けたモノは
たくさんあります。
この動画もその一つ。
なんでこんな冴えないおっさんの動画を見る気になったのか
今ではもう思い出せないけど
それは確かに「衝撃」でした。
あの頃の私にとっては、「衝撃」だったんです。
植松努さんのこの動画。
商工会時代だったと思います。初めて見たのは。確か。
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
「いい会社に入るためだよ」
「いい会社ってなに?」
「安定していてラクしてお金をもらえるところだよ」
「勉強は【能力を高める】ためのモノなのに
その高くなった能力をラクして使わないようにするなんてオカシイ」
確かに!と思いましたよ。
あと、「やったことある人に聞こう」ってやつ。
先生に相談してわかるのは
「先生のなり方」です。
実際になってますから。
例えば
「芸能人になりたい」って人に
先生が「現実見ろ」なんていうのオカシイです。
その先生は島田紳助さんですかね。
「芸能人」になったことあるんですかね。
たぶんないです。
そして「現実を見る」と
「芸能人」は確かに存在します。
「芸能人」を幽霊とか宇宙人かなんかと思ってるんでしょうか。
ただ、「食っていけるには競争率が高い」ってだけの話です。
だったら
考えるべきは
「どうやったらなれるか」ですよ。
そこで「マーケティング」の登場ですよ。
「自分の戦いやすいリング」を見つけましょうよ。
「自分の武器は何か」を知りましょうよ。
勝てなくても。
芸能人として飯食ってけなくても
そこで覚えた「努力の仕方」は絶対に無駄になりません。
絶対に。
でも
「なんとなくなれればいいな」でやってるとダメです。
それは
「芸能人」じゃなくてもダメです。
「夢に向かって
やったことないことをやってみる」をしないと
価値を高めることにはなりません。
好きなことなら
勝手に努力しちゃいますしね。
夜通しゲームしてレベル上げとか。
立派な努力。
本人には努力じゃないかもですが。
「努力の仕方」を覚えれば
他の仕事をした時に
絶対にチカラになりますよ。
あと、「夢」で飯食えなくてもいいです。
「夢」と「仕事」は別だって植松さんはいいます。
夢で飯食ってもいいけど
「夢」と「仕事」は別だと。
でも
「夢を見る」のは無駄じゃないです。
むしろ「夢」は、自分の価値を高めてくれます。
確実に。
そしてそれは
「誰かの役に立つ」かもなんですよ。
逆に
夢を持たないと
自信がなくなります。
何もしなくなると
人の自信を奪うようになります。
愚痴ばっか言ってる人、よく見てください。
なにもしてません。
何もできないの自覚するのやだから
言い訳ばっかりしてます。
かっこわりい。
そんな人が増えると
「あたらしいこと」を誰もしなくなり
社会は緩やかに沈んでいきます。
もし
「バンドで飯食いたい」なら
バンドで飯食ってる人に話聞いたほうがいいし
進路に関して先生に聞くのは
「やったことある人にどうやったら会えるか」
とかでいいと思います。
いや本当に。
植松さんは「宇宙開発」をしています。
先生には「どーせ無理」と言われた「宇宙開発」を。
「夢」とかいうと
「アツい」とか、「現実見てない」感じしますが
むしろ逆です。
「とりあえず大学」のほうが現実全然見てないです。
マジで。
「とりあえず大学」は先延ばしにするだけでしょ。
2年、もしくは4年間も。
夢も見ないまんま。
そして
とりあえず就活。
で?その先は?
超苦しいよ。
病むよ。ほんと。
「自分の価値を高める」のに「夢」は絶対必要なんですよ。
現実を、幸せに生きるために「夢」は絶対に必要です。
植松さんの本の抜粋がこちら。
あなたはなにが好きですか。
ぼくはロケットが好きです。
小さな町工場で、
ぼくはロケットを作っています。
宇宙に飛び出す、本物のロケットです。
この世には、
よっぽど頭が良くないと、
よっぽどお金を持ってないと、
よっぽど才能とか経験がないと、
「どうせ無理だ」
といわれることがたくさんあります。
でも、あんなにちっぽけな工場の人だって、
ロケットを飛ばせるくらいだから
もしかしたら自分にもなにかできるんじゃないか。
そんな風に感じてもらえたらいいなと思って、
ぼくはロケットを作っています。
ぼくの工場には、よく子どもたちが遊びにきます。
彼らもたいていロケットが好きです。
だから一緒にロケットを作ってもらいます。
ただ、作り方は教えません。
わからなければ、自分で調べればいいからね。
まわりのやり方を見て、真似をすればいいからね。
自分がわかったことは、みんなに教えてあげてね。
そうすれば “わからないこと”なんて、あっという間になくなるから。
そう伝えると、みんなちゃんと自分たちの手でロケットを完成させます。
“自分のロケット”を完成させると、みんな我先に飛ばしたがります。
でも、試しにぼくがロケットを飛ばしてみせると、
「やっぱり飛ばしたくない」といいはじまます。
「あんなに飛ぶとは思わなかった」といいます。
発射ボタンを押せなくなってしまう子もいます。
“どうせ自分のやつはダメだ”って、ためらうのです。
でも、ロケットは飛ぶんです。
そうしたら変化が起こります。
みんな、やさしくなれるんです。
「作れない」と思っていたロケットを作れたから、
「飛ぶわけがない」と思っていたロケットを飛ばせたから、
小さな自信がわいたのです。
この小さな自信が、
これからの日本にどうしても必要なのです。
(空想教室より抜粋)
そんな植松さんの本がこちら。
「空想教室」。
学生には読んで欲しい。
「仕事観」を変えて欲しい。
そのままの仕事観だと
「大学行って安定したところに就職」って思考回路だと
間違いなく病むから。
「目の前の仕事だけでなく、次の仕事も同時に始める」とかね。
「50%は今の仕事で残り50パーセントで次の仕事も始める」とかね。
仕事内容なんてコロコロ変えていいよ。
そこでできる努力はしつつ。
自分の武器で戦いつつね。
見つける努力しつつ。
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