やぁ、ザ・電撃パンクゾンビーズ、呉屋だよ。
台風の影響で風が強く吹いてる。
この強い風の中に「答え」も吹かれてるのかね。
《スポンサーリンク》
さて
「せやろがいおじさん」て知ってる?
沖縄の芸人さんリップサービスのツッコミ榎森さん扮する
「せやろがいおじさん」。
この動画の人。
2020年の東京オリンピック楽しみですよね。 でも、何だかボランティアスタッフの募集内容がえげつなさ過ぎて全然集まってないとか。 そんな中、スポーツドクターまでボランティアでお願いしようとしてるみたいです。それってどうなの?という思いを、沖縄の美しい海に向かって叫んでみました。
《youtube「ワラしがみ」より》
こんな感じの。
共感を呼ぶ感じの。
言ってる内容自体も面白いんだけど
動画のテンポもいいし沖縄の美しい海ってのもいい。
ただの「ズバッと斬る」みたいな動画なら他にもあるけど
そこに沖縄の海を絡めるあたり「沖縄ならでは」を出してる。
沖縄芸人コンビ、こきざみインディアンとの
「沖縄不真面目論」も読んだけど、計算しながらやってる。
頭いいんだろうな、と思う。
「自分にしかできないこと」を探してる感じ。
で
自分がこのせやろがいおじさんの
「すごいなぁ」と思うところがあって。
気づいたと思うけど
関西弁なんですよね。
「せやろがい」って沖縄の方言には無いですから。
奈良県出身なんですよ。せやろがいおじさん。
大学入学の時に沖縄に来て。
それから沖縄にいて芸人やってるっていう。
沖縄って「いちゃりばちょーでー」(みんな兄弟的な意味)ってくらい
フレンドリーなイメージあると思うけど
沖縄県出身じゃなかったら「内地の人」って区別はいつまでもされる。
30年住んでてもされる。
優しくはするし仲よくもなるけど
「沖縄の人」とはみなされない。
どこか排他的。
お笑いに関してもそう。
こきざみインディアンはバリバリの地元出身。
正直、県外出身のせやろがいおじさんのいるリップサービスより
人気はこきざみインディアンの方が高い。
沖縄には2大賞レースがあって。
「O-1グランプリ」と
「お笑いバイアスロン」。
「O-1グランプリ」は審査方法が視聴者投票。
「お笑いバイアスロン」はプロが審査する。
個人的には
「O-1グランプリ」は「人気がある方が勝つ」で
「お笑いバイアスロン」は「実力がある方が勝つ」って感じ。
「O-1グランプリ」では地元出身の
こきざみインディアンが勝ちまくり。
今年の優勝も地元出身のありんくりんだったし。
「せやろがいおじさん」のいるリップサービスは
お笑いバイアスロン四連覇。
実力はある。
ネタのポジショニングの取り方もうまい。
例えば「関西人が方言で話すように無茶振りされるけど、上手くこなす」
みたいなボケは、沖縄出身では無理。
そういう「自分の立ち位置」からのネタの作り方うまい。
「スキマスポーツ」ってラジオ番組もやってるんだけど
(スポーツについてのせまーい豆知識とかトリビアを紹介する番組。)
知識も紹介しつつ面白さも入れてくっていう。
メディアでの実力は絶対あると思う。
でも、「O-1グランプリ」では勝てない。
そこは
「地元出身ではないから」っていうのは
すごく関係してると思う。
まぁ「地域の特性」だからしょーがないけどさ。
でも
それでも
「自分たちにできることは何か」って
試行錯誤して
新しいこと繰り返して
「せやろがいおじさん」でめっちゃバズった。
全国的には
こきざみインディアンより
知られるようになった。
(まだコアかもだけど)
かっこいいなぁ。
なんか、かっこよくない?
不利なリングでさ。
アウェイでさ。
それでも実力は示しつつさ。
やってて。
んで、これから快進撃が始まる予感。
たくさん売れるといいなぁ。
せやろがい。
アウェイのリング。
観客は敵の応援ばかり。
「負ける」かもしれない。
「何も残らない」のかも知れない。
それでも
「戦う その姿」は
誰かの心に届いてる。
「強さ」ってのは
「何かに立ち向かうこと」なんだな。
ロックンロールが鳴ってるよ。
「戦いのゴング」みたいな
始まりの予感のするロックンロールはきっとこんな感じ。
LINE@も始めたよ。
無料だよ。
ほぼ何も届かないけど、メッセージくれれば返信くらいは出来るよ。たぶん。たぶんね。
〈スポンサーリンク〉