やぁ!ザ・電撃パンクゾンビーズ 呉屋 ア GO!GO!だよ!









自分は、宇那志豆腐店で働き出した時は


「よし。宇那志豆腐店は『価値を伝える』のところが出来てないから
そこで貢献しよう」
と思ってた。




チラシもやって無いしPOPも書いてない。
ホームページも出来たてだったし。




テレビで紹介されたりしても
「テレビで紹介されました!」の後追い宣伝もない。





商品力(シンプルにただただ美味しい)はめちゃくちゃあるから
めっちゃもったいないな~と思ってた。



そこで貢献できれば「商品力×価値を伝える」が出来て
最強だなと思ってた。





でも働くうちに
「商品を買ってもらう→めっちゃ美味しい→お客さんが口コミする→他のお客さんが買う」っていうサイクルができてることに気づく。


そして結構工場はフル稼働。製造数を急には上げられない。



ここで自分が宣伝をして売れるようになったとして「口コミしてくれるお客さんやリピーターさん」に届かなくなるんじゃないかと思うようになった。





商品力に集中して、お客さんに買ってもらって「口コミ」っていう最強の宣伝方法(宣伝費かからないどころか買ってくれた上で宣伝してくれる。急激な需要増もなく緩やかな需要増だから対応しやすい)をやっていったほうがいいんじゃないか。とか思うように。




買ってもらった時に「予想を上回るクオリティ」をした方がいいからね。




「宣伝を自らする」より
「商品力のみでぶん殴って口コミを起こす」って方が。
SNSもあるしね。「一般の人」でも結構広範囲に口コミは起こせる。






ゾンビ的に言うと、自ら噛みつきに行くより
「お客さんにゾンビ化してもらって、お客さんに他の人間に噛み付いてもらおう」っていう作戦。効率もいい。

そこで必要な「感染力の高いやつ」を作るのに集中するって寸法で。











そして入りたての自分が色々やったとしても
「新人が勝手にやってる」って雰囲気になるしね。





なんつーか。


続かないじゃんね。





その時自分がやって売上上がったとしても
会社の空気として多分根付きにくいと思った。




「新人がなんかやってるな」で終わり。



それだと続かない。





古株がみんなに「やってみようぜ」って声かけるならまだしも。





社長じゃなくね。社長は立場が上だからさ。


従業員が動く感じの。





外部の人間が来ていろいろ伝えるより
内部の人間が動くってのが一番いい。




学校とかだと
先生や招いた講師(立場が上の人)がいろいろ伝えても生徒ってそんな簡単に変わらないじゃんね。

変わったとしても一瞬だったり。



それよりは元からいた内部の人間や
生徒自身が動いたほうがクラスの空気は変わりやすいと言うか。



転校生が来てクラスメイトなりたてのやつが
いろいろやるより。



その方が続くしクラスもいい雰囲気になる。

それが積み重なって色々やってみる風土になるっていうか。





合ってるかなこの例え。
(今、洋酒を含んだラムレーズン生チョコレートを箱食べして
ちょっと酔っています。)





まぁ、そんなこんなで
宣伝(価値を伝える)より商品力アゲアゲな感じな作戦がいいかなと思ってたワケ。(突然のGS美神の小笠原エミ口調)









ところが最近ですよ。



元からいた従業員が
「スーパーにPOPとか置いたらもっと売れるのかなぁと思うんですよ」って
言い出して。



社長も「スーパーの担当者に聞いてみれば?」って言ったりして。



んで担当者に聞いてみたらオッケーもらったみたいで。




最近、色々この従業員から聞かれる。

「こんなの考えてるんですけどどう思います?」みたいな。




めっちゃやる気出てるのよ。





あまりに聞いてくるしヤル気満々だから
「紳竜の研究」のDVDも貸しちゃったもんね。


島田紳助さんがM-1の勝ち方とか売れる方法とか話してるの
まんまマーケティングの話だから。








この従業員、元々は「やる気満々バリバリ」って感じではなかったのよ。




「やる気ない」とかでは全然ないけど
色々新しいことをやる感じでもなかった。



なんか徐々に最近やる気出てきた感じ。






自分が「最近、なんで?」って聞いたら
「出来ないんじゃないかなーと思ってたこと(スーパーにPOP置いたり)が
話ししてみたら意外と出来るってなって、楽しいです」って。






んで、なんかその人中心に何名かでPOP作る勉強会というか
そこまで堅くないけど「どうしたらいいか」みたいな感じで
やってるんですよ。




それ聞いてめっちゃ参加してくなって。




いやなんか楽しそうだなって。





話聞いたら
「こういうPOP考えてる」とか
「豆腐に合うメニューも載せたいから実際に作ってみる」とか
「のぼりを作ってみたらどうか」とか
「こんな色はどうか」とか

楽しそうなんですよ。






LINEグループがあるってんで。



入れてもらいましたよ。


こちら。











見えるかな?










その名も「ポップ組」。
いいでしょ。






いい感じですよ。




雰囲気も。


「誰か一人だけが話してる」とかじゃなくて
「皆がちゃんと意見を出してる」って感じ。





しかも「意見だけ」じゃなくて
「実際に作ってみる」を「みんなが」やってる。







豆腐に合うメニュー作ったり
手書きで案作ったり。


「行動も伴って」んのよ。


スゲーのよ。









世の社長たちは喉から手が出るほど欲しい状況だと思う。


「従業員が自ら考えて新しいことをするために動く」っていう。


これめっちゃいい空気。




お金で買えないしね。



お金あれば「動く社員を入れる」は出来るかも知れないけど。
でもそれは「その会社の風土」とは違う気がする。




クラス全員すげ替えて、テストの成績良くしても
それは「違う」でしょ。





それは「教育」じゃない。





いやまぁ会社は「教育する場所かどうか」ってあるけどさ。


「会社は学校じゃない」もわかるけどさ。




でもまぁ「成長する場所」であってもよくない?
その方が結果的に売上(成績)も上がる気がする。





「学校」と「会社」は違うけど
共通点はあると思うよ。


うん。








この状況が生まれたのはなんでだろ?




・否定しない
・いろんな話をする。聞く。
・とりあえずやってみる


とかかなー。





例えば
「目立つために赤い字でPOP書こうと思うんですよ」って
意見が出たら。




ちょっとPOP勉強した人なら
・赤は安売りのイメージ。目立つけど、ブランドとのすり合わせが必要。
うちは安い方ではなくむしろ高い。

とか

・高級感あるロゴとギャップが出て逆効果なんじゃないか


とか言うかも。



まぁ実際私も思った。




が。




「でもまぁやってみないとわからん。確率の問題だし。
やってみようぜ」


って言った。



この従業員も
「あー。。。。でもまぁやってみましょうね。」

って言える。






「こういうこともあるよ」とは言うけど否定はせず
「とりあえずやってみよう」をする。



小さいけどこういうのの繰り返しだと思う。





それがこういう雰囲気になる。










「次の壁」はたぶん「実際にスーパーにPOPを貼った時」に聞こえてくる
「ないほうがいい」って声。







絶対何やっても聞こえてくるよね。
「前のほうが良かった」的なやつ。


それで売上落ちたならまだしも。


その声に負けないようにしなきゃな。






聞こえてくるのはその声かもしれないけど
聞こえてこないけど「あってもいい・あったほうがいい」って声は
絶対あるからね。たぶんそっちのほうが多いし。



「うんこコメント」よりも
「サイレントいいね」(by恋愛マスター小宮さん)の方をみてこう。


動き続けるために。






まぁPOPを貼って劇的に売上が上がることはないかも知れない。



てか無いと思う。







でも「このレシピやってみたんですよ」って
お客さんとコミュニケーションとる材料の一つにはなるよね。



あと「とりあえずやってみる」を根付かせる
「積み重ねの一つ」にはなる。



これは会社としての底力になるよね。



結果が出るのは100のうちの1つかもしれないけど。



100出来る体力のトレーニングになるじゃんね。






いいと思う。




すごくいいと思う。




宇那志豆腐店。




商品力。
そしてそれに加えて従業員が自分で動いて宣伝をする感じ。






世の社長とか多分「自分で考えて色々動いて欲しいなー」って思ってるよね。

そして「それをやってもらう難しさ」もめっちゃわかると思う。
「なにか新しいことをやりたい従業員」も「他の人も動いてもらう難しさ」めっちゃわかると思う。




それを「やって欲しい」時は
「その従業員の話す言葉を聞いて否定せず」(「面倒なことはなんにもやりたくない」とかでも)、「何を大切にしてるのか、何を気にしてるのか」を知るのがいいかもね。






それでも「いい雰囲気になるか」はわからんけどね。
「自分で動くようになるか」はわからん。







わからんけど






とりあえずやってみよう。















ロックンロールが鳴ってるよ。





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