あなたは

「青春パンク」ってご存知ですか?

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ゴーイングステディ、スタンスパンクス

ガガガSP、ハイウェイ61、ザ・ライラックなどなど。

2000年初め頃に流行った。

 

政治や社会体制について中指立てるんではなく

「等身大の自分のフラストレーション」や

「あの娘のこと」を歌ったりすることが多かった。

 

そのほとんどがブルーハーツに多大なる影響を受けて

バンドを始めてる。

 

その始めたバンドにもブルーハーツの影響が色濃く出てたから

別名「ブルーハーツチルドレン」なんて呼ばれたりした。

(揶揄されるニュアンスで)

 

 

青春パンクバンドブームが起こった

 

当時、ゴイステ(ゴーイングステディ)を筆頭に

いわゆる「青春パンクバンドブーム」が起こった。

タワレコには特設コーナーがあったし

その特設コーナーから「新しいバンド」を発掘するのは楽しかった。

 

「もっと心に刺さるバンドはないか」と

「第二のブルーハーツ」や「第二のゴイステ」を

探してた。

そして

ハイウェイ61の「レットイットシャイン」や

ザ・ライラックの「ルーレット」なんかを見つけてた。

 

ライブハウスは「暴れる場所」として

モッシュやダイブの嵐だった。

「フラストレーション発散の場」として機能していたように思う。

 

青春パンクバンドは、アツく盛り上がってた。

 

そして青春パンクバンドブームは終わった

 

ブームは、「消費」される。

「ずっと暴れたい」わけじゃない。

暴れてエネルギーが発散されると、空になる。

そして、青春パンクバンドブームは終わった。

タワレコの特設コーナーのスペースも、小さくなった。

 

それでも、バンドたちは模索した

 

ブームが終わったからって、急にバンドが消えて無くなるわけじゃない。

バンドたちは模索した。

「自分たちなりのオリジナリティをもっと出そう」って。

「新しいことしようぜ」って。

 

それでもブームは終わっていったし

残ったバンドはほんの少し。

 

あの時、バンドたちがやるべきだったこと

 

ブームの時にお客さんだった身として

マーケティングを勉強している

今になったら分かることがある。

 

あの時の、バンドたちの「間違い」に。

 

「自分たちのオリジナリティ」だけでは足りない。

「何か新しいこと」では、バンドを続けられない。

 

「お客さんが求めているもの」を知らないといけなかった。

 

お客さんは「ずっと同じ」じゃない

 

お客さんは、「ずっと同じ」ではない。

「何も変わらない」なんてない。

 

なのにバンドたちは

「自分たちのオリジナリティ」だけ

「何か新しいこと」だけを模索してた。

「俺たちこんなこともできるぜ」とか

「こんな風な曲もできるぜ」とか。

 

実際に「へー、このバンドがこんなことやるんだ。」とか思ったし

「バンドのいろんな面」は知ることができたと思う。

 

でも、バンドは続かなかった。

 

彼らは「自分たちができること」を増やしただけだった。

市場には、合ってなかった。

 

ブームの時は「もっと知りたい」って

市場が求める。

ブームの名前のラベルを貼って差し出せば、売れる。

でも

ある程度、認識されると

よほど「欲しい」と思ってもらわないと

買わない。

 

お腹空いてる人は

そこそこの味でも買うけど

そこそこお腹いっぱいになれば

よほど美味しかったり希少でないと買わない。

「買う理由」が「ブーム」以外にも必要になってくる。

 

 

お客さんはお腹がいっぱいだった

 

そんな時には「締めのデザート」か

カロリーを無しにするサプリの要素を入れるべきだった。

 

別の何が「お腹が空いてる状態」なのか考えるべきだったんだよ。

 

それは、アイコンを表すための

服かもしれないし、ファッションアイテムだったのかもしれない。

 

ロックンロールで「フラストレーション」を発散させた後

「何が欲しくなるか」を知るべきだったんだ。

 

 

ナポリタンを気に入ってくれたお客さんに

別の味付けのナポリタンを出しても、売れない。

 

 

バンドのお客さんの性質や好きなもの

次の行動の予測。

それを考える必要があった。

 

「自分たちのオリジナリティ」だけでなく。

「自分たちの新しくできること」だけでなく。

 

「お客さんを知ること」だったんだ。

 

厳しい言い方をすると

お客さんに対する

ファンに対する愛が足りなかった。

 

「自分のやりたいこと」だけに

突っ走って。

 

 

 

「分かる人だけついてきてくれればいい」って。

それは、それで、別にいいんだけど

 

お客さんからしたら

「優しくはない」よね。

 

「お客の言いなりになるなんてロックじゃない」っていうのも

自由だよ。

 

でも

「お客さんの要望(時には認識すらしてなかった要望(ウォンツ))を見つけて

お客さんに差し出して

お客さんに衝撃を与える」ってのは

僕はロックだと思う。

 

 

 

コミュニケーションできないやつは売れない

 

 

一人よがりでは売れない。

お客さんが「何を求めてるか」を知らないといけない。

 

 

「うしおととら」の藤田和日郎氏なら

きっとこう言うよ。

 

「コミュニケーションできないやつはロックンロールバンドになれない」って。

 

ロックンロールが生まれる場所は

暗い部屋でひとり

爆音のヘッドフォンの中かもしれない。

 

 

でも、それを

ロックンロールバンドで

誰かに届けようと思ったら

「ファンとのコミュニケーション」は

必須だよ。

 

 

「うしおととら」の藤田氏が

もしロックンロールバンドをやってたなら

こないだ出した本のタイトルは

「ファンハ読ムナ(笑)」かな

 

漫画家や漫画家志望でなくても

おすすめ。

 

公務員もさ

ふるさと納税も

「お客さんが何を求めてるか」を知るのが必要なんだぜ。

 

趣味でやるならいいよ。

誰にも買ってもらえなくて構わないならそれでいい。

 

「わかるひとだけでいい」ならね。

 

店とかウェブとか

「誰かに買ってもらうライン」にのせるなら

 

それは「仕事」だよ。

 

 

 

「仕事」に大切なことが

書いてある。

 

 

 

「ブーム」はめぐる。

 

バンドブームはまた来る。

 

読んで準備は万端です。

 

あと、これも。

 

 

「自分にできること」と

「お客さんが求めるもの」の

「接点の出し方」が書いてある。

超重要。

この値段なら絶対に安い。マジで。

変なセミナーよりいいって。絶対。

 

 

 

 

君のロックンロールを鳴らそう。

 

 

 

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