やぁ、ザ・電撃パンクゾンビーズ 呉屋だよ。
政府が突然「セックス税」の導入を決定したとしたら。
いやなんか「少子化対策に資する財源として」とか言って。
世論は荒れるだろうね。
「内閣、発想が非モテ」
「首相、実は童貞説」
などなど。
でも
なぜか一部の層からは熱狂的な支持を得る。
素っ頓狂と思われたこの新たな税金
政府からのある発表で世論が傾く。
それは
「不倫カップルのセックスにはより多くの税金をかける」
ってこと。
「それは大事」
「東出パターンは所得の9割」
などなど。
不倫すると抹殺してくる日本の風潮に
うまくマッチした制度を盛り込む。
セックス税に反対するヤツがいたら
「お前不倫してんのか」みたいな風潮になり
世論を味方につけつつ法案通ったりして。
この時点で
最初から支持してた一部の人からの
熱狂的な声がクローズアップされたりして「セックス税賛成派」が市民権を得る。
「じゃあどうやってセックスに税金かけんの?」
みたいな議論。
政府が考えた素案はこう
・夫婦は週5ペースで致してるものとして概算する。
ふたたび世論大荒れ。
「ふざけんな」
「市民の生活からかけ離れてる」
「国民の実態に全く合ってない」
「専門家会議のメンバー誰だ?性豪ばっかりか」
などなど。
しかしこれを機に「首相夫妻ラブラブ説」が出るなど
女子高生からの首相への好感度が少し上がる。
ネット上では
「うちは週8だから逆に安く済んでラッキー」などと
変なマウントを取りに来る輩が出る。
ホテルや旅館やラブホテルに入る時には
身元確認が義務付けられ
戸籍のコピーを提示して独身か夫婦と判明しないと
「不倫カップル」と見なされて
不倫カップル用の税金が上乗せされた料金になる。
野外でのプレイが増えることが懸念されるので
野外ポイントをマップ化したものを元に
警察官の外回り強化が実施される。
マップがあまりにも的確なので
覗き界のレクター博士みたいな人と
司法取引したとかしないとかいう都市伝説が流れるが
あくまで「警察のたゆまぬ努力」との説明に終始する。
それでも不倫カップルを中心とした脱税セックスは止まらない。
マンションを借りたり
自宅に呼んだりする。
そんな現状に、ついにアイツが動き出す。
税の番人、国税庁が動きだす。
国税庁の脱税を逃さないリサーチ能力と
「今週2回会ってるから毎週2回会ってるとして
月8くらい会ってるよね。はいこれくらいの追徴課税。」
という実情に合ってないどう考えても高く見積もられた計算で
ぶん殴ってくる感じ。
明らかに高めの「会ってる回数の概算」だけど
世間からは称賛の声。
「いいぞ」
「もっとやれ」
「1回2メートル離れてまた会ったら2回会ったことでいいんじゃないか。
トイレ行って帰ってきたら2回会った計算でいいんじゃないか」
などなど。
国税庁が一気に人気が出る。
国税庁の中でも特にリサーチ能力や追徴能力が高い十人は
「十天星」(じゅってんせい)と呼ばれる。
対する石田純一を神と崇める
「不倫十二牙刃」(ふりんじゅうにがじん)。
終わりなき戦いが今始まる。。。。。
でも結局この税金
「疲れてるから」
「明日早いから」
に次ぐ
「税金かかるから」という
セックスレスの言い訳ランキングに
ニューフェイスをランクインさせてしまう。
「少子化に貢献してんじゃねーか」という
今更の声。
でもこれでダメになるくらいなら
最初からダメよねきっと。
知らんけど。
いろんな愛があるよね。
いろんなセックスもあるよ。
ロックンロールが鳴ってるよ。
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