さて

あなたは

「漫画家になりたい」と思ったことはありませんか?

私はあります。

 

ノートにマンガを描いてました。

王道バトルモノ。小学生の時だったかな。

 

 

まぁ、誰に見せるわけでもなく。

 

 

「漫画家になりたい」は叶わぬ夢か?

 

でもあの頃、私は確かに「マンガを描く」ということに興味を持ってました。

 

 

もし、あなたのお子さんや親戚の子

周りの子どもなんかが

「漫画家になりたい」って言ったらどうします?

 

小学生なら「まぁ今だけだし」とか思って

「なれるといいね」とか言うかもですが

 

中学生、高校生、大学生になってくにつれて

たぶん、「やめとけ」の声が大きくなってくるかと思います。

 

 

なぜか?

 

食ってけなさそうだから。

 

 

はい。

商売にするんなら「売れなきゃダメ」ですからね。

「売れればいいか」と言われると微妙ですけど。

 

 

私なら、「どうやったら売れる漫画家になれるか」を

一緒に考えます。

 

そして、この本を薦めます。

 

「うしおととら」や

「からくりサーカス」。

「月光条例」、「双亡亭壊すべし」など

ヒット作を作り続ける漫画家、藤田和日郎氏の本。

 

 

 

そして彼の職場のアシスタントからは 

「マンガの描き方」ではなく「マンガの創り方」

 

この本を勧める理由は

「人物の描き方」とか「キャラの描き方」とか
テクニック的なことではなく

 

「物語の創り方」や「キャラの立たせ方」とか
「売れるマンガの創り方」を語ってるところ。

 

「漫画家は、アーティストではなく商売人。
売れるものを描かなくちゃ」って主旨のセリフがあります。

 

これが勧める理由。

表現するアーティストじゃない。って言い切ってるところ。

「食っていく」って思ってるなら

「評価されて初めて価値が出る」ってところも書いてくれてるところ。

 

 

漫画家になりたい人の中には

「漫画では自由に描いてそれが評価される」と思う方もいるかもしれません。

私もそうだったように思います。

 

でも「売れなきゃいけない」んです。

作品を持ち込む新人に

編集者はバシバシアドバイスをします。

 

自分の分身と言っていいほどの作品が

目の前でズタズタにされる(ように見える)

そして

「編集者の言うことを聞いていたら描きたいものが描けない。」
って感じの新人アシスタントに

「描きたいものを伝えたか?
武者さん(編集者)の言うようにやると僕のやりたいこういうことが
できなくなるのでって伝えた?」って藤田氏は言う。

みたいなやりとりとかあって。

 

漫画家になりたいんなら会話できんとさ。と
藤田氏は言います。まずはコミュニケーション。

絵よりも。

 

 

「価値は受け手が決める」し

「価値がある」と
思ってもらえるように誘導するのも
作家や編集者の役目でね。

 

やっぱり「マーケティング」なんですよ。

 

もし漫画家になれずに他の道に入ったとしても
絶対この経験は活きるはずです。

 

そして編集者や藤田さんとのやりとりが
まぁ、とにかくリアル。

 

それもそのはず。

 

藤田氏の

デビューまでの編集者との
やりとりノート18冊分を基にして
書かれた本。

超リアリティあります。

 

駄目出しの一つ一つも

藤田氏が受けたものでしょう。

 

連載までの道のりが書いてます。

 

800円でその疑似体験が出来ますからね。

「こんな情熱はないや」と思って
別の道行くかもしれないし。

「やっぱりこれだな」と思うかもしれない。

 

オススメ。

 

あと、今物書きしてる人にもオススメ。

自分の作品を見てもらう時、「ここはダメ」と言われる時
それは、辛いでしょう。

自分の全霊が乗った文章でしょうから。

 

 

でも

作品と自分自身は別です。

その訓練の具体的な方法も載ってます。

 

 

「誰かと映画の批評をしあう」ということ。

点数をつけて理由をつけてね。

そうすればマーケティングに超重要な
「売れる文章を書くために必要な独りよがりでない客観的視点」が

手に入りますから。

 

詳しくは本に載ってます。

 

 

商売やる人やマーケティングやる人も
読んでて損はないかな。

 

「売れる漫画の描き方」がわかるし。

 

物書きや芸人さんは読んだ方がいい。

もし読んでないなら、先輩、読んだ方がいいと思う。

 

 

 

 

 

この本は薦めるんだけど

個人的には「そこは違うかな」と思うところもある。

 

例えば

漫画を

「ネットで配信していく」って方法について。

 

「編集者」って一人の人間に評価され続けると

偏る。と思う。

 

リアルな反応が得られるネットで
PDCAを高速で回せる漫画もアリかとは思うけど。

 

藤田氏は筋力つけないと食い続けるのは無理だから
最初に難関(売れない作品がわかる編集者を通す)があった方がいい派。

 

まぁそこは一長一短あるかなと思います。

 

好きな方法でやればいいし。

 

とりあえず目次ざっと載せときますね。

 

・仕事場が「無口禁止」である理由

・コミュニケーションをちゃんととれるやつが漫画家になる

・映画を観て語り合うことが漫画家になる訓練になる理由

・新人の武器は「質問すること」

・主人公を立たせてそのあと世界観を作る

・キャラクターにとにかく「なんで?」と聞け

・いい「かけ合い」をさせる秘訣

・漫画は商売。自由にやれば褒めてもらえる場所じゃないそ

・「◯◯みたいなやつ描いてよ」と編集者から言われた場合。

・「絵の練習」に逃げるな。ネームをかけ。

・「得意な絵」「描きやすい絵」を描くことで
「その漫画に必要な絵」から逃げるな

・成功しない限り作家と編集者は仲良くなれない

・「キミだけのオリジナリティーを?」

・魅力的な絵を描くには細かい技術論より「絵の目的」が最重要。

・目の下のラインが表情を左右する

 

これで全部じゃないよ。まだまだある。

 

 

あれ?これデザイナーにも

ビジネスマンにも読んでほしいな。

企画の立ち上げ方、まんまじゃん。

800円だぜ。良書。

 

 

 

私、「うしおととら」も、「月光条例」も
「からくりサーカス」も全巻持ってた

バリバリの「読者」ですけど

読んでよかった(笑)。

 








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