どうも、ザ・電撃パンクゾンビーズ呉屋です。

 

商品をお客さんの元に届ける一つの流通のカタチとして

「製造業」→「小売業」っていうカタチがありますよね。

製造業が作って、それをお店に届けてお店が売るっていう。

一つの王道のカタチ。

 

 

私、本と雑貨の店(小売業)で働いた経験と

 

今現在、豆腐屋で製造業に携わっている経験があります。

 

なんつーか。

「製造業」と「小売業」で実際に現場に立って思ったこと。

 

流通の「出発点」(商品を作るところ)と
「出口」(消費者との接点)の現場で働いて
マーケティングを学んで実践して思ったことを今日は。

 

 

 

今は「いいものを作っていれば売れる」時代です。

情報の拡散スピードが半端じゃないから。

 

「会員制」・「撮影禁止」・「SNS投稿禁止」とか
「拡散させないこと」を意図しない限り。

「いいもの」は発見されます。

 

商品力さえ高ければ
拡散されるんです。

 

無名な作家でも「本当におもしろければ」読者が拡散してくれるし

逆に

大々的に宣伝しても「本当はつまらないもの」の人気は長続きしない。

 

「口コミ」で共有されるから。

 

(今、売り方には2つあって
「商品力で売る」
「人で売る」か。

 

「商品力で売る」ってのは

「その商品を欲しい人に買ってもらう」という
超オーソドックスなやつ。

「商品」が「目的」になる売り方。

「人で売る」ってのは「誰から買うか」が重要です。

「人で売る」場合、「商品」は「その人と繋がるための手段」になります。

アイドルの新曲が売れるのは
「人で売ってる」からです。

「視聴して買う」ではなく

「まだ聴いたことないのに買う」んです。

「その曲が好きで買う」んじゃない。

「その人を応援してる・好きだから買う」んです。

「曲」(商品)は「目的」ではなく

「アイドルを応援する手段」になります。

「人で売る」には「カリスマ性」とか「応援したくなる人柄」が必要です。

今日は「商品力で売る話」をします。)

 

今は

 

「いい商品さえ作ってれば売れる時代」です。

「製造業」は「商品を良くすること」に集中していい時代になったんです。

 

選ぶ市場を間違えなければね。

例えば今
「ポケベルの修理の腕」を磨いたってどうにもならない。

市場がない。

 

 

個人的には

レッドオーシャン・飽和状態と言われてる場所で

商品力を磨くのを進めます。

 

レッドオーシャンであるなら
十分な市場はあるはずで

商品力で突き抜ければ

利益は得られますから。

 

商品力を上げるには

試行錯誤をどれだけ繰り返せるか。

です。

必ずしも莫大なお金が必要なわけじゃない。

今はあらゆるコストが下がってる。

豆腐だって作ってるとこたくさんありますけど
商品力で頭一つ抜けてるから
売れてますしね。

 

 

では

小売業はどうしたらいいと思います?

 

商品を自社で作ってるわけじゃなく

卸や製造業から仕入れている小売業は?

 

小売業はSNSやネットで「拡散させること」や
「拡散されること」の意識も重要ですが
(例えば撮りたくなるPOPや撮りたくなる陳列など)

でもそれは「本質」じゃなくて。

 

本質は
「お客さんの悩みを解決できる商品を提供」したり
「楽しい時間を提供したりすること」です。

「売ること」は目的じゃないです。

「買ってもらう」は「手段」で

本質は

「消費者の欲求を満たせるかどうか」ってこと。

 

本質は

「お客さんの欲しいものを提供できるか」ってこと。

 

「お客さんはドリルが欲しいんじゃなくて
穴が欲しい」を例にとると

「ちゃんと穴を提供できてるか」ってこと。

大事なのはね。

 

「美味しいお菓子で幸せな気分になってもらう」とか

「読んでおもしろい本で知識や考え方を持ってもらう」とかね。

 

つまり「小売業」は

「商品力の高い商品を揃えること」が

最優先事項。

お客さんの求めるものに応えるためにね。

 

 

 

ここで「商品力」を
自分なりの解釈でいうと

①その商品に求めるお客さんの欲求に応えてるかどうか

②欲求に応えるまでの時間は短いか

③応えるまでの値段は安いか

ってこと。

 

 

ちなみに宇那志豆腐の
商品力はめちゃめちゃ高い。

①超絶うまい
(お客さんが豆腐に求めるものは美味しさ)
②買って食べるだけ
(手間もいらないし時間もかからない)
③質(うまい)や量(半丁)に対してたった230円というコストパフォーマンス

 

めっちゃ商品力高いです。

ほんと商品力高い。

 

 

 

(しかもまた豆腐が美味くなる計画がありました。
今日社長から直接聞きました。製造方法。
これ以上美味しくなったらマジやばいっしょ。

今まで食べておいしいって思った私を含む皆様。
まだ美味しくなる余地が全然あるみたいです。
楽しみすぎる。

 

でもこういうとこほんと好き。

製造方法を追求してるところ。

「一定以上のレベル超えれば
消費者には区別つかない」とか

「売れる売り方で売る」ではなく

純粋な商品力(パワー)で勝負するとこほんと好き。

 

花山薫みたい。刃牙の。

小細工なしの

純粋な拳骨。

 

テクニックではなく

ただの力一杯のパンチで吹っ飛ばすみたいな。

 

「商品力に差がつかない」ではなく
「商品力で差をつける」っていう。

シビれません?)

 

話を戻して。

 

小売業の話。

 

「小売業」は「商品を売るため」に
ネットやSNSを活用するんではなくて

店に置くための「商品力の高い商品」を探すために使いこなしたほうがいい。

 

 

それで差がつきますもん。

選ばれますもん。

「他にはない商品があそこにはある」し

しかもそれはただの「そこにしかない変なもの」ではなく

お客さんの欲求に応える商品力の高いやつ。

 

それだったら選ばれますもの。

 

例えば宇那志豆腐は
沖縄県の南部でしか売ってません。

だからわざわざ中部から買いに来る人もいます。

買いに来る理由になるんですよ。

「商品力の高い商品」って。

 

 

 

そして

「いい商品はすぐに真似される」ったって

真似されたって売れますから。

商品力高いと。

別に安売り競争にもなりません。

 

商品力高いと

売れます。

 

ヴィレッジヴァンガードで働いてたけど

商品力の高い商品
(例えばパーティで絶対盛り上がるような商品や
オッシャレでいい曲の入ったCD)

は定期的に売れてましたもん。

他でも売ってるかもしれないけど。

 

そして「商品力の高い商品」だと

自信持って売れるんですよね。

これ実は超大事なところ。

「俺だったら買わない」と思いながら売ってる商品って

売りにくいですよ。やっぱり。

そこは「商品力の高い商品」にすることで

自信を持って売れますしね。

自信持って売れると売り上げも上がるし

「お客さんの欲求に応えやすい度数」もあがりますよ。

 

「商品力が高い商品を置く」ってのは本当に大事。

「そこそこの商品力でいいや」じゃなく。

 

 

 

「売れば売るほど赤字」という原価割れする商品じゃない限り。

うまい
安い
はやい

って商品力の高い商品は売れます。

同じ品を扱ってたとしても。

 

ジャンプはどのコンビニにも置いてあるし
どのコンビニでも売れますよ。

 

 

 

 

製造業も小売業も

注意しなきゃなのは

「利益」を追求するあまり
人件費を削ること。

これ絶対にやっちゃいけない。

 

いい商品できるわけない。

いい店になるわけない。

 

宇那志豆腐店は

社長がちゃんと考えてくれてる。

人件費について。

 

だから売り上げ伸びてると思う。

「従業員の待遇」(従業員が大事にされてると感じる。給料の面で。)と
商品力を追求する姿勢。

 

「商品力をただひたすら追求する」ってこと。

製造業はこれがこれから大事になってくる。

宇那志は「売り方」についてはド下手(チラシ・DM・SNS発信ほとんどない)だけど
規模は大きくなってきてるし

取引先も来るし、視察も取材も来る。

「どうやったらもっと美味しくできるかな」っていう
愚直でカッコイイやつが大事。

 

 

小売業は「商品力の高い商品を見つける努力」ですよ。

 

小売業のあなた。

ネットやSNSで

今日扱う商品ハッシュタグ検索しました?

もししてないなら

それは怠慢かもしれませんよ?

 

 

この時代に。

いい商品を探すコストはぐっと低くなったんだから。

 

「売るための発信」ではなく

「こんな商品探してます」っていう

「仕入先や業者に向けた発信」に切り替えたほうがいいと思う。

小売業は。

 

 

「品揃えでは勝てない」なんて言ってないで。

「あるもの」を「売れる売り方で売る」んじゃなくて。

 

「独特な品揃え」

「お客さんの欲求に応える品揃え」でさ。

 

 

小売業のパワーでさ。

 

お客さんに

「いい買い物できたなー」って言ってもらえたら最高じゃない?

お客さんに

「こういうの探してたんだよ」って言われたら最高じゃない?

お客さんに

「このお店好きだな」って言わてたくさん買ってくれたら最高じゃない?

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そしてまた来てくれて
「こないだ買ったあれ、良かった!」なんて言われてさ。

 

そしてまたうちで買った商品抱えて
笑顔で外に出てったらさ。

最高じゃない?

 

 

 

そのためにはさ

「まだお客さんの知らない
お客さんの悩みを解決してくれそうな
埋もれている商品力の高い商品を見つける努力」だよ。

 

 

してる?

「売る努力」ばっかりになってない?

 

 

商品をネットで探そうよ。

 

「ネットで見つかる商品は
だいたいAmazonでも売ってるし」じゃなくて。

「今すぐ買える」ってのは絶対に小売業のいいとこだけどな。

 

 

まずはAmazonで探してみたら?

自分の店に置けそうな売れ筋チェックしつつ。

 

ロックンロールが鳴ってるよ。

 

 

 

 

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