「事業見直し」ってやったことあります?

「これ本当にいるかな?」みたいのを精査して
「必要なものだけ残そう」っていうやつ。

 

 

前に所属してた公的機関でやったことあります。

・以前からやってるけど本当に会員のためになってる事なのか
・本来の業務(経営改善)がイベントなどで十分に行えてないのではないか

みたいな理由で。

「精査してやる事を取捨選択しよーぜ」っつって。

「無駄な事はやめようぜ」つって。

ちゃんと会員さんのためになる事やろうぜって。

 

公的機関はやったことあるかもですね。

業務が多くなってきてますし。

 

さて

今日は「事業見直し」の「落とし穴」の話を。

 

 

「事業見直し」の流れ的にはこんな感じ。

・現状把握(今やってるイベントの洗い出し)

・ひとつひとつを「必要かどうか」検証。

・残すか止めるかどうか決める。

 

って感じ。

 

はい。ここに落とし穴がありますよ。

太字にしときました。

そうです。

判断基準を「必要かどうか」にしたらいけなかったんです。

ほぼザルになります。

 

なぜか?

 

 

それは

「全く無駄な事」は最初からしてないから。

わかります?

「必要かどうか」でみたらほぼ全部の業務が
「こういう理由で必要です」ってなっちゃうんですよ。

結果どうなるか。

 

「これは・・必要だな」
「これも無いとなぁ」

「これはあの会員さんと関わる機会になるしな…」

 

 

「あれ?全部必要だな。事務局(職員)がんばれ」

 

になっちゃうんですよ。

 

そりゃあ全く無駄な業務なんか無いですよ。

違うんですよ。

 

過労なんですよ。

「必要な業務」で過労なんですよ。

そこ忘れないで欲しい。

 

対処法としては

先に「こなせる業務量」を決めて、業務に優先順位をつけて
こなせる業務量から溢れた業務はやめるってこと。

 

 

 

「無駄なことはやめる」って前提じゃなくて

「必要なことをやめる」って前提でいないと

取捨選択できなくて結局何も変わらなかったりします。

 

 

大事なのは

「何を基準に優先順位をつけるか」ってこと。

 

部屋の掃除なら
「1年使ってなかったら捨てる」みたいに
「数値に変換する」とわかりやすい。

 

 

「どれくらい利用されてるか」とか

「会員さんの利益はいくらだったか」とか。

 

「会員同士の親交を深めることができる」とか目に見えないメリットもあるでしょう。

 

でもそれは本当は捨てた方がよかった。

 

「必要なことをやめる」ってことを前提にしないと。

「何が大切なのか」ってことです。

 

 

「会員さん同士の親交」より「会員さんの利益」が大切。

って言い切ることだったんだなと。

捨てることだったなと。

 

捨てたことにより

より「会員さんの利益」(大切なこと)に集中すればよかったなと。

 

それが「事業見直し」の落とし穴だったなと。

 

今になって思います。

 

まぁ、当時思ってたとしても言えなかったと思いますが。
チキンなので。チキンゾンビーズなので。

むずいっすよね。身内が見直しするの。

外部や現場を知らない人間が
「数値に出ない事はやめるようにいう」っていう強制執行くらいしないと。

 

 

反発はあるかもしれません。

「なんにもわかってない奴が」とか
「数字に表せない大切なことがある」とか

 

 

でも

それでは過労は無くなりません。

何にも変わりません。

大事なのは「必要なことを捨てる」ってこと。

 

 

あと業務分担のバランス。

「できる人」が過労になるから

「使えない人はクビ制度」が本当に必要だと思う。

それだけで実は「業務見直し自体必要なかったね」ってなるかもだし。

 

ちゃんと全部こなせて。

 

はい。

 

業務見直しをする時に

大切なのは「必要なことを捨てる」ってこと。

「無駄をなくす」じゃなくて。

無駄なんかないんだから。

それだと結局ほぼ全部残っちゃうんだから。

 

 

 

捨てよう。

必要なことを、捨てよう。

 

 

その時に「これだけは絶対に譲れない」ってことを
握りしめておくんだよ。

 

それだけは捨てちゃいけない。

たくさんのものは持てないから

たった一つだけ。

 

 

たった一つだけ、大切なことを、握りしめるんだ。

 

それ以外は、海に流してしまおう。

 

「必要なこと」を、捨ててしまおう。

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ロックンロールが鳴ってるよ。

 

 

 

今日のオススメ本

これは社長(現場をわからない人)が
現場から反対を受けつつも「残業禁止」を強制執行して
失敗したこと(起こった摩擦)やうまくいったことが
書かれた本。