やあ!ザ・電撃パンクゾンビーズ 呉屋だよ!!




たまに社長から豆腐屋を継いだ時の話聞くんだけどさ。



「先代と仕事して終わったあとに3釜だけ自分で作って売ってた」
って状態だったんだって。




なんか「自分でやってみたかった」みたいな。




で、計算したら3釜だけ作って売っても
全部売れて材料費のマイナスなくなるくらいなのよ。




社長の人件費考えたらマイナスなのよ。




全部売れて、よ?



売れ残ったらもっとマイナスよ?





で、売り先も居酒屋とか回って売り込んでたらしい。


「売り先も確保できてない」ってこと。






・全部売れてもマイナス
・売り先も確保できてない





という、事業計画書に落とし込んだらめちゃくちゃな状態。




しかも「他にも豆腐あるのに、今使ってる豆腐止めて、あなたのところから買う理由は?」っていう問いにも




「美味しいから売れると思うんです」という
金融機関が一番信用しない言葉ランキング堂々の1位のやつ。



いや、それで売れたところでマイナスやんけ。っていうね。





止めてるね。絶対止めてる。


その時の社長と会ったら数字に落とし込んで
全部売れてもマイナスよ?どうするの?って説明してたと思う。



しかも「美味しいから売れる」って。




他の豆腐屋も全部そう思ってるからね?っていう。






でもまぁ


そこからお客さんが買ってくれるようになり。


仕事終わりの3釜だけじゃなく、仕事中の釜も使うようになり。




スーパーにお客さんから「宇那志豆腐置いてないの?」の声があり
スーパーの方から「置きたいんですけど」って声をかけてもらう。
っていう。





事業計画書に落とし込んだら


・売り先も確保できてないけど
・美味しいので買ってもらうようになり
・そのうちリピーターが出来、スーパーへ「置いて」の声が大きくなり
・スーパーに置いてもらうようになる
・安定した売上が見込めるようになる。
・美味しいので。




っていう絶対に金融機関の審査を通らない計画書の出来上がり。




自分が見ても「いや無理だから」って止めてるわ。




でもこれが「事実」なのよね。



















やっぱ宇那志豆腐ってクレイジーだわ。




「美味しいから」で突破するんだもの。





豆腐とゆし豆腐の2品だけで。


ありえん。


















子どもたちの豆腐作り体験の予行をする社長の図。








お。なんやこれ。
おもしろそやな。(さらば青春の光風に)










ロックンロールが鳴ってるよ。