前回、過去の自分と話をしてきました。

「自分には社会の役に立つようなスキルは何もないから、せめて勉強しとけばなんとかなるだろう」思考の過去の自分と。

 

で、

「過去の自分が、社会の役に立つスキルは何もない」と思い込んでるのを
「それは違うよ」って現在の自分がいうところからの続き。

 

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(猫になりたい)

 

 

 

「仕事の役に立つスキルを持ってない」ってのは思い込み

 

過去の自分「ゲームとか、マンガとか、ロックバンドとかが仕事の役に立つの?」

 

現在の自分「立つよ。超立つ。」

 

過「・・・どんな風に?」

 

現「例えば、ダービースタリオンていう競走馬を育てるゲーム、ハマってるだろ?」

 

過「うん」

 

現「あれさ、牧場の経営資金が少ない時と、資金に余裕が出てきたときで
目指すべき競走馬の質、違うよね?」

 

過「・・・あー。まぁ、そうだね」

 

現「例えば、資金が少ない時は、どんな馬の質がいい?」

 

過「スピードと丈夫さ重視かな」

 

現「なんで?」

 

過「ん〜、お金ないからできるだけ早いうちに活躍して欲しいけど
若いうちのレースって距離が短いの多いから、まずはスタミナよりスピード。
距離が短いとスタミナのステータスがレースに反映されないことが多いし。
そして短いレース間隔でも、疲れが残らないほうが、たくさんレース使えるし。」

 

現「じゃあ、どんなタイプの種牡馬を選ぶ?」

 

過「インブリードでのスピードアップは効果魅力的だけど
脆さにつながるから
できるだけアウトブリードかな。

となるとスピードのAは欲しい。

あとは効果は薄いけど丈夫さに影響ない
ニックスが成立する系統を選ぶ。でもこれは『出来るだけ』でいいや。

長距離レースの勝利は望めないけど、初期の目的は資金稼ぎだから
そこは切り捨てていいと思う。」

 

現「初期のオススメ種牡馬は?」

 

過「もちろん牝馬によるけど、ニホンピロウイナーかな」

 

現「最初に選ぶ種牡馬としては種付け料高くない?」

 

過「まぁ、ギリギリラインではあるけど
才能の伝わり度数を示す『安定』はAだし。

強さ10のうち6が三頭いるより、8が1頭いたほうが
レース勝ちやすいし。

そんなに失敗しないと思うよ。
下手な調教しない限り。

まぁ、もちろん能力高くない馬が出る可能性もあるけど
そんな時用に、予算100万円以下で牝馬に合う馬探しておくかな」

 

現「うん」

 

 

過「で、ある程度資金できたら、牝馬のセリに行くかな。
自家製牝馬伸ばしてもいいんだけど・・・」

 

現「おーけーおけー」

 

 

過「こんな知識、社会で役に立つ?
別に牧場に勤めたいわけでもないのに」

 

現「立つよ。超立つ。」

 

過「・・・・」

 

現「もちろん【種牡馬を選ぶ】なんて直球な役に立ち方じゃないよ?

例えば今君がやったのは
・初期の状態を知る(資金があまりない。初期牝馬の能力は高くない)
・それについての必要な対策のための要因を考える(スピード重視の産駒が必要)
・必要な要因を満たすための『具体的な選択の一手』を示す(ニホンピロウイナーを種牡馬に選ぶ)
・『具体的な一手のリスク』を考える(スタミナがない。スピードのない馬が出る可能性がある。種付け料が高め)
・『具体的な一手のリスク』に対する対策を考える(スタミナがいらないレースに出る。安い種牡馬からの候補も探しておく)

ってことをしたわけだ」

 

過「・・・まぁ」

 

現「これは、アドバイスをしたりする仕事には
超必要な過程だったりするんだよ。

君、育成系のゲーム好きだろ?」

 

過「うん」

 

現「そういうゲームってだいたい
アドバイスしたりする仕事に必要な能力を使ったりする」

 

過「あー」

 

現「じゃあ、アドバイスする系の仕事って、何がある?って考えるのさ」

 

過「うーん。・・・・なんだろ」

 

現「今はわからないかもだけど
【アドバイスする系の仕事ってなんだろ?】って考えながら
生活してごらんよ。

テレビでも、ネットでもなんでも。
見てたら、あぁ、これそういうことやってる職業かもって
気付けたりするから。」

 

過「・・・・」

 

現「そしたらさ。ちょっと興味出ない?社会。」

 

 

過「まぁ。」

 

現「書類作ってなんかやって的な
何を目的にしてるかよくわからない仕事をするって考えるより
ダビスタみたいなことかって思えた方が
社会に対する恐怖って減らない?」

 

過「まぁ。。。そうですね」

 

現「もちろん、仕事はゲームみたいにうまくいかないよ。
【牧場の隣のおじさんが意味不明なクレーム入れてくる】
みたいな斜め上の理不尽イベントもたくさん起きる。

ダビスタがうまいからって、現実の仕事ですぐ活躍できるわけじゃない」

 

過「やっぱり、ゲームと現実は違うってことじゃないですか」

 

現「そうだ。もちろん違う。
でもね。社会に興味を持てる入り口にはなる。

これはとても大事なこと。」

 

過「・・・・」

 

 

現「好きなことが活かせるかもしれないって思えたら
少し興味でるでしょ」

 

過「でも、食べていけるかわからないし」

 

現「まぁね。そんな時は『自分の幸せを構成する要素ってなんだろう』って
考えてみたらいい」

 

過「・・・給料安定してて、休みあって定時に帰れたらいい」

 

現「それは、本当に君の幸せ?定時に帰って、ずっと寝るだけでいい?」

 

過「いや。マンガ読みたいしゲームしたいしロックバンドやりたい」

 

現「それを得るための『手段』じゃない?『安定』って。
『目的』じゃないだろ?」

 

過「・・・そうだね」

 

現「じゃあ、その『目的』を先に考えなきゃ。自分で。」

 

過「・・・・」

 

 

現「あと、お前、事務系の仕事できると思ってるだろうけどな。
その才能、おそらく無いからな!!!!!」

 

過「えぇ!?急に何!?」

 

 

 

現「整理整頓できるか?」

 

過「・・・苦手です」

 

現「いや、あなた過去の自分だからさ。俺もそう思ってたんだけども。」

 

過「・・・・」

 

現「実際にやるって超大事よ。って話。ここだけの話。
実際にやって向いてなさを強烈に感じたよ。」

 

過「・・・・」

 

現「それと同じで、自分はこうなれば幸せなはずだって思ってても
そうなってみると、意外とそうでもなかったりしたりする」

 

過「・・・どうすればいいんですか」

 

現「自分の幸せの基準をしっかり作ることが大事。

 

自分の幸せの基準をしっかり作ることってのに大事なのは
【自分がどう思ったかを自覚すること。】

 

例えば

『クラスで、遊びに行く』ってのと
『本屋でハンターハンターの新刊買う』って二択があったとして
どっちの優先順位が高い?

その日は、どちらかしか選べないとしたら。」

 

 

過「えー・・・一応クラスで遊びに行くかな」

 

現「なんで?」

 

過「え、みんなで遊びに行くんでしょ?一人だけ行かないのなんか変じゃん」

 

現「選択はそれでいいけどさ。
新刊読みたいって気持ちはあったろ?」

 

過「うん」

 

現「そういうのを、ちゃんと自覚するってこと。
『おれは一人だけ行かないの変だからって、この選択をしたけど
本当は読みたいって気持ちもあった。』

っていう

 

自分の【好き】って気持ちを自分で自覚するんさ。」

 

 

過「・・・・・」

 

 

現「じゃないと、『こうしないと変だな』ってことばかりに気がいって
『自分が本当にやりたいこと』を脳が優先順位下げていく。

どうなると思う?」

 

過「・・・・」

 

現「自分の幸せの基準がわからなくなるんだよ。
それよりも、【こうしなきゃ】を優先させてしまう。
動けなくなるよ。

ここからは大げさな話として聞いていいけど

自分は【その人の好き嫌い】って、その人をその人たらしめてるものだと思う。

 

大げさに言うと存在意義だと思ってる。

 

それが、自分でわからなくなるってのは、とても苦しいよ。

 

【なんかわからないけど不安】てのは
そこから来るんじゃないかな」

 

 

 

過「周りに合わせるなってこと?」

 

現「いや、そうじゃない。友達と遊ぶのが幸せならそれでいい。
要は、『私はこれが好きだから、私がこれを選んだ』とか

『クラスで遊ぶを選んだけど、この選択は、私の幸せのここ(友達からマンガ借りやすくなる)に貢献する選択だ』

とか、選択の中心には、『自分の幸せ』を置いて欲しい。ってこと。

 

で、『自分が幸せと感じるであろう環境に身を置いた時』に
正直に『いま、自分、幸せかな』って正直に感じて欲しい。

 

そうでもないなとか思うかもしれないし

嫌だと思ってたものに興味を示すかもしれない。

 

自分の欲望センサー・幸せセンサーの感度を上げるんだよ。

 

そうすれば、確実に、幸せに近づける。」

 

 

 

過「・・・でも先に安定してからでもいいじゃないですか。
大学はいまんとこ就職に有利でしょ?」

 

現「いまかなり『手段』を『目的』にしてしまっているね」

 

 

 

続く

(飽きなければ)

 

 

 

 

さて、どちらもシツコイ!

どちらも面倒くさい!

だってどっちもおれだからね!

いいじゃないか。おれのブログなんだもの。

 

 

今日のオススメ本

 

新刊が出てたよ。
稲中の著者。古谷ワールド好きだなー。