どうも。ザ・電撃パンクゾンビーズ呉屋です。

 

例えば

「本当の価値」が可視化されたとして。

 

今現在の「お金」に

「本当の価値」っていう機能が追加されたとしてですよ。

 

 

「本当の価値」ってのは

「期待した価値」とかではなく

「本当に役に立ったかどうか」とか

「本当におもしろかったかどうか」とかの価値。

 

 

例えば今は

「キャッチコピー」や

「体験を想像させること」で

期待させて購入させる場合があります。

 

それってでも

その「商品そのものの価値」じゃなくないですか?

「実際に購入して使用してどうだったか」が
その商品の「本当の価値」じゃないですか?

 

 

 

なんつーんすかね。

 

写真ではすごかったけど

実際に行ってみるとショボかったリゾートホテルとか。

 

良い写真映りすぎて超期待させたパターンとか。

煽りすぎると良くないよねっていう。

でもお金は払うじゃないですか。

泊まったわけだから。

 

「実際にリゾート体感出来た値段」ではなく

「リゾート体感出来そうだ」っていう期待値も含んだ値段を
払うじゃないですか。

 

実際に「期待したもの得られなかったな」と思っても
泊まったら払うじゃないですか。

 

 

 

リピートはないけど

でも一応払うじゃないですか。

でも

それが「実績」になっちゃうじゃないですか。

「こんなお客さんも来てくれました」っていう。

 

 

「本当の価値」ではないところにまでお金を払わないといけない。

 

今はそうだけどこれが

「本当の価値」のところだけでやり取りできると
世界が変わってくるよね。

 

 

人工知能とかが頑張って
「このサービスはこの人に対してこれくらいしか価値提供してないから
通貨の移動はこれくらい」

とかしてくれればいいのにね。

そしたら損もないし得もない。

 

提供したものの価値の分だけ

受け取れる。

 

 

詐欺もなくなる。

詐欺まがいなこともなくなるし

ミスマッチもなくなる。

 

 

 

「これを作るのにこんだけ苦労したからこれだけ頂戴」と

その商品で提供される「本当の価値」って実は無関係ですしね。

お客さんからしたら「そんなんしらんよ。期待したものを提供してくれ。それに対しては全然払うよ」っていう。

 

 

「本当の価値」制度になったら

デザイナーとかは大変になるかもだけど。

どんなに時間かけて作り込んでも

クライアント(突然発注内容を変える鬼も含む)が
「これだけの価値しか感じない」と思ったら

それだけしかもらえないわけだし。

 

 

 

 

うーん。

 

 

でも払う側からしたら

「期待した価値が得られないならお金払いたくない」ではあるよね。

 

 

 

むずいね。

「本当の価値」だけが通貨になる制度。

 

 

でもなんでむずいかっていうと

「余計なお金を払いたくない」のと

「労働した対価はもらいたい」がぶつかるからなわけで。

 

 

 

なんでぶつかるんだろうと考えたんですけど。

それは「お金を得ようとするから」かなと。

 

「できるだけ多くお金を得ようとするから」かなと。

あって困るもんでもないし

むしろ選択肢が増えるし。

てか

「お金を持ってないと選べない選択肢」が結構存在する。

 

それが原因。

 

「お金を持ってないと選べない選択肢があるから」

より多くのお金を得ようとする。

 

 

結果

「これだけやったんだからこれだけくれ」と

「私がこの商品に感じる本当の価値はこれくらいだからこれぐらい払う」がぶつかる。

 

 

思ったんですけど

今は「お金を持ってないと選べない選択肢」があるから

無理な人件費削減での過労や

悲しい事故が起こりますよね。

 

これがですね
「お金を持ってないと選べない選択肢」が無かったとしたら?

 

食うものも無料

住むところも無料

着るものも無料

病気になっても治療費無料

どんな教育も無料

交通機関も無料

移動手段も無料

しかもどれも選び放題。

リゾートホテルに毎日泊まってもいい

高級料理毎日食べていい

映画館に入り浸ってもいい。

 

 

「お金がないと選べない選択肢」が無くなったとしたら?

 

 

「お金が欲しい」って願いは無くなると思いません?

無茶な労働条件は劇的に無くなるし
悲しい事故も無くなると思いません?

 

だってみんなお金自体を収集したくて
働いたりしてるわけじゃないでしょ?

 

お金を通して得られる選択肢が欲しいんでしょ?

 

 

 

人工知能がお金の力を弱めると思うんですよ。

畑に人工知能とロボ。

食品加工に人工知能とロボ。

今は人工知能が脚本も書きます。

記事も書く。

病気も発見して最適解を出す。

人工知能とロボットが建設業も

接客(アマゾン)も配送も全部全部。

やってくれることになったとして。

そういう方向に世界は向かってるし。

 

何年後になるかはわからないけど。

 

 

せっかくなので極端なこと考えてみる。

 

「お金がないと選べない選択肢はなくなった世界」

 

遊んでもいいし

寝てもいい

もちろん働いてもいい。

 

金を儲けたいって欲求は無くなると思う。

でも承認欲求とかは残ると思うんですよね。

 

 

「人から認められた時」って嬉しいから。

 

 

そして

「お金がないと選べない選択肢が無くなった世界」になるときっと

「本当の価値」を提供したくなるんじゃないかな。

喜んで欲しいから。

お金いらんし。

 

 

 

お金持ちが慈善事業し出すのって
こういうところな気がする。

 

お金たくさん持ってるから
「お金がないと選べない選択肢をほぼ全部選べる」

 

ってことは

「選べない選択肢がない」って状態に近いから。

 

そうなると

人の役に立ちたくなるっていう。

 

 

「お金がないと選べない選択肢がなくなる」方向に
世界が向かってる。

ベーシックインカムの実験とかその証拠。

 

 

となると

「本当の価値を提供できるかどうか」が超大事になってくるよね。

 

美味しい料理や

心地いい空間や

気持ちいいマッサージや

おしゃれな服や

綺麗な写真や

美しいアクセサリーや

面白いコントや

ワクワクするエンターテイメント

なんかがね。

 

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「本当の価値」が重要になってくる。

利用した後にちゃんと
利用して良かったと思えってもらえるかどうかが。

 

「人に喜んでもらえるかどうか」が最重要のルールになる方向に
世界は向かってるから。

 

 

 

 

 

 

ロックンロールが鳴ってるよ。

 

 

 

今日のオススメCD

「お金がないと選べない選択肢が無くなった世界」でも
ロックンロールは無くならない。

元気出るしたまに聴きながら泣く。